高い人気を誇るフィラデルフィア・ブランドのクリームチーズの売り上げが、70年代に入って落ち込みはじめました。
市場調査によると、スプレッドチーズとして使う上で問題点があることが分かりました。
それは一度パッケージを開けてしまうと、保存しにくいこと。さらにチーズを暖めないとぬりにくいことでした。
そこでクラフトはフィラデルフィア・ソフトを発売しました。タブに入ったソフトタイプのフィラデルフィアで、冷蔵庫から取り出した直後でもよく伸びて塗りやすく、しかも保存しやすい。
この新商品はクラフト社の最優秀新商品賞を受賞し、その後フレーバー入りソフトフィリーやホイップフィリーの販売へと受け継がれています。